かさ上げ台を使用することで設置できる場合があるので、必ずしも防水パンを交換しなければならないわけではありません。
ドラム式洗濯機は通常の全自動洗濯機に比べ奥行きがあるので、昔の2層式洗濯機対応の防水パンだと、スペースに設置できません。ドラム式洗濯機の脚の部分に「かさ上げ台」を置くことにより設置が可能になります。
一戸建てであれば、大邸の場合トイレの拡張工事が可能です。ただし、耐力壁であった場合、広げる方向が限られてしまう事もあります。広げる部分が収納内であれば、仕上げをしなくて良い事もあり、コストを抑えることが可能です。マンションの場合は、トイレの壁が界壁であったり、隣接する部分にスペースが無いことが多く、拡張ができないケースもあります。
少し前までは、マンションや低水圧地域、3階以上の階などでは水量、水圧が足りず、タンクレストイレを使用する事ができませんでした。しかし最近では、水圧の影響を受けにくいタンクレストイレが発売されています。マンションリフォームでも選択の範囲が増え、今まで以上にトイレリフォームの幅が広がりました。また、技術の向上により洗浄水量が減り、一見タンクレスのような便器も発売されています。
ただし、マンションでタンクレスを採用する場合、水道メーターに付いている減圧弁の不良により、極端に水圧・水量が低下する可能性があり、その場合、管理組合で交換工事が完了するまで、トイレを使用することができなくなることもあるので、注意が必要です。
一般的な作業工程です。現場条件により土間打ちが発生する場合もあり、その場合、工程が延びます。
1日目:和式便器解体、配管移設
和式便器の撤去、床、壁の一部を解体をします。内容によっては、壁、天井も解体します。
解体が終わったら、新規の便器に合わせて配管を移設します。
2日目:内装補修、電気工事
床の造作、壁の補修工事を行います。洗浄便座を付ける場合などは、同時に電気配線も行います。
3日目:内装仕上げ、便器取付
壁紙や床のクッションフロアの施工です。便器を取り付ける前に行います。
仕上げ工事が終わったら、新規の便器や紙巻器などを取り付けます。
解体に時間がかかる場合や補修範囲が広がってしまう事もある為、4日目を予備日程として確保しておきます。
サンゲツ、リリカラなどのクロスメーカーから出ている機能性クロス。トイレなどの小空間に使用すると、効果がはっきりとわかります。また、汚れ防止クロスも、鉛筆などで軽く線を描いて消してみると、差がすぐにわかります。消臭効果を持ったクロスをトイレや洗面所に施工すると、特に芳香剤を置かなくても、水廻り独特の嫌なにおいがつきにくいので快適です。トイレくらいの狭い空間であれば、数千円の差額で採用できます。
和式トイレは、ほとんどの場合タイル仕上げとなっているため、処分費用が割増になります。また、それぞれの工程に掛かる費用も、小規模な為、割高となります。その為、最低限の仕様(普及グレード便器、普通便座、紙巻器)でも数十万円の費用がかかります。温水洗浄便座を付ける場合は、さらに電気工事が必要となる事がほとんどなので、その費用が追加となります。
近年洗濯機置場を独立させ、扉などで目隠しをするプランが増えてきています。しかしながら、湿気対策や作業考慮などができておらず、使い勝手が悪くなってしまう例を良く目にします。
例えば、洗濯機置場内にカビが発生してしまう、内装クロスの傷みが早く剥がれてしまう、扉を付けたことにより暗くなった、扉が邪魔でドラム式洗濯機を置けない、扉が邪魔でランドリーラックを置けない等といった事が良くあります。
これらの問題を避けるためには、以下のようなポイントをおさえておく必要があります。
■湿気対策
■作業考慮
洗濯機置き場に限らず、水廻り機器を移設する場合は水道配管の移設の可否が重要になります。戸建住宅の場合、比較的自由がきく場合が多いですが、マンションの場合は排水の勾配が十分に取れない場合もあるので、注意が必要です。新しい設置場所を今ある水廻り設備から離してしまうと、配管ができない事もある為、洗面所やキッチンなどの水廻りのそばにプランニングすることがポイントです。
洗面化粧台のグレード、リフォームプラン、現在の現場状況で金額が大幅に変わり、必要な施工範囲によっても金額が大きく変わるため、一概には答えられません。
洗面所リフォームで通常必要となる工事は、既存洗面台の撤去、床のクッションフロアの貼替、壁クロスの張り替えが最低限必要になります。
洗面所やトイレは、密閉された狭い空間であることから、湿気が抜けにくくカビが発生しやすい環境です。特にマンションは、専有部そのものが密閉度が高いので、リノベーション等を行うときには特に重視しておきたい部分です。
●換気による湿気(カビ)対策
湿気やカビ対策に最も有効だと思われるのが、換気による方法です。ここで重要なのは、換気扇等を利用し空気の流れを作り出すことです。一般的には、ドアの下に10〜15mm程度の隙間をつくり、その対角に位置する天井に換気扇を取り付けるという方法です。24時間換気としておけば、常に空気が入れ替わるようになります。
●内装仕上げ材による湿気(カビ)対策
LIXILの「エコカラット」に代表される調湿建材や漆喰などの左官材、調湿機能のある壁紙等で内装を仕上げ、室内の湿度を調整する方法です。ただ、過度な湿気は調整できない為、これらの仕上げ材自体にカビが発生してしまうケースもあります。
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