■トイレ拡幅・手洗い場リフォーム
東京都杉並区で施工したトイレの拡幅と手洗い場のリフォームの施工事例です。
工事費用は85万円。
照明や内装にちょっと遊び心を入れた内容となっています。
■トイレが狭くて・・・
当初はトイレの水が止まらなくなってしまったため、修理をしてほしいといった内容でした。
便器自体が古く、部品が汎用品になってしまうため、修理を行った場合のデメリットなどを説明しているうちに、他の部分のご相談も受けることに。
トイレスペースが狭い事に始まり、手洗い場の異臭、洗濯機置き場が雑然としていること等、できる事なら手洗い場を含めたトイレ全体をリフォームしてしまいたいとのことでした。
トイレを拡幅するには、隣の部屋を少し削らなければなりません。
今回の場合、隣室の押入れを狭めればよかったので、部屋自体にはさほど影響がなく工事を進めることができました。
また、天井も低かったため、最大限まで天井を上げるようにしています。
▼施工前▼
■遊び心を取り入れたリフォーム
今回のリフォームでは、施工費があまり変わらない程度にデザイン的な要素を取り入れています。
☆アクセントクロス
トイレ正面にアクセントクロスを施工しています。
周囲のクロスと色柄を全く違うものにすることで、部屋そのものに変化をもたらします。
また、クロスは機能性クロスを使用。
トイレ内は消臭機能、手洗い場等は吸放湿性能を持たせたクロスを施工しています。
施工費はそのままなので、コストパフォーマンスは抜群、その効果もバカにできません。
トイレや洗面所などには最適のクロスです。
☆照明
照明は基本的にブラケット灯を使用。
天井が低いため、あえて照明を壁につけることで低い天井の圧迫感を軽減しています。
また、アクセントクロス部分にはスポットライトを設置。
ちょっとした絵や写真を飾ったりできる他、壁面を照らすことで部屋が明るく見える効果があります。
▲左から「アクセントクロスのスポット」「トイレのブラケット」「手洗い場のブラケット」
■施工情報
●主な使用建材
・TOTO:ピュアレストQR、ウォシュレットF1A
・TOTO:手洗いボウル
・TOTO:収納キャビネット、鏡、アクセサリー
・AICA:カウンター、パネル
・オーデリック:照明器具
・Panasonic:内装ドア、化粧材
・サンゲツ:クッションフロア、機能性クロス(ルームエアー、吸放湿)
●施工費
解体工事:7万円
造作工事:19万円
設備工事:12万円
電気工事:7万円
造作建材:11万円
設備建材:26万円
電気建材:3万円
施工費合計:85万円
●施工期間
7日間
▼トイレ拡幅・手洗い場リフォーム▼
東京都杉並区のトイレ拡幅、手洗い場リフォームの現場紹介1。
今回は、お打ち合わせの様子から、解体工事までをご紹介します。
■問い合わせ〜リフォームプラン
現場は築50年以上の建物。
はじめは、「トイレの水が止まらなくなった」との修理の依頼でした。
便器自体が古く、部品が汎用品になってしまうため、修理を行った場合のデメリットなどを説明しているうちに、他の部分のご相談も受けることに。
トイレスペースが狭い事に始まり、手洗い場の異臭、洗濯機置き場が雑然としていること等、できる事なら手洗い場を含めたトイレ全体をリフォームしてしまいたいとのことでした。
■施工前
主なお悩みは、トイレが狭いこと。
天井が低く、とても圧迫感があります。
屋根がすぐ天井の裏にあるので、天井を全体的に上げるのは不可能と判断。
少しでも広く見せるため、天井を屋根の勾配なりにナナメに造り替え、照明をブラケットに変更するプランを提案しました。
まずは解体工事。
この段階で、プラン通りに施工ができるかどうか、初めて確証が持てます。
手洗い場は、約190cmの高さの天井に7cm位の厚みの照明がついています。
感覚的には180cm位の天井ということになります。
手洗い場の入口も開口を広げ、広く見えるようにする予定です。その為、とても低く感じます。
■解体工事
解体工事は順調に進みました。
屋根を支える梁がとてもいい味を出していたので、そのまま露出させる事にしました。
これはとても良い誤算で、その分、天井も高くできます。
悪い誤算もありました。
埋め込みの鏡付き収納を取り付けようと予定していた場所に柱が建っています。
解体の前は、間柱(取り除いてもさほど影響のない柱)が入っていると思われた場所に、本柱が立っていました。
平面鏡とスリムなタイプの埋め込み収納の組み合わせに変更しました。
▼トイレ拡幅・手洗い場リフォーム▼
東京都杉並区のトイレ拡幅、手洗い場リフォームの現場紹介2。
■設備配管・電気配線
ある程度の解体が終わり、壁や天井を造る前に、配管、配線工事を行います。
位置は現場監督が指定します。(墨だし)
墨出し作業は、基本的に現場監督が行いますが、現状では、職人に全て任せてしまう人がほとんど。
墨出しのできるリフォーム店は少ないと思います。
■大工工事(木工事)
配管・配線が終わったら、壁や天井を造る「木工事」に入ります。
リフォームでは柱や壁が曲がっている事が多々あります。
既製品の商品は真っ直ぐ作られている為、ほとんどの場合は、修正してまっすぐに造りなおします。
ただ、必ず修正しきれない部分が出てくるため、曲がったところに真っ直ぐのものを自然な形に取り付ける技術が必要です。
リフォーム慣れしていないと、余計に曲がって見えるため、職人のリフォーム経験も大事です。
天井は屋根ぎりぎりまで上げます。(画像右)
梁が露出しますが、それをデザインとして取り入れます。
計算上20cmくらい天井が上がる予定です。
トイレの拡幅は、隣の部屋の押入れを20cmほど解体。
1mほどだった奥行きが広がり、通常の洋式トイレの広さになります。
仕上がりに影響してくるので、気になるところはこの時点でチェック。
なにかあっても、やり直しに手間がかからないので、お客様にもこの時点で気になる所を言っていただくようにします。
ただ、お客様の目からはよくわからないので、プロの目からのチェックを厳しくしなければなりません。
▼トイレ拡幅・手洗い場リフォーム▼
▲リフォーム施工例TOP | ▲リフォーム現場紹介TOP | ▲TOPページ
東京都杉並区のトイレ拡幅、手洗い場リフォームの現場紹介3。
■木工事最終
木工事の仕上げに入ります。
造作した下地に石膏ボード、ベニヤを貼りつけていきます。
他にも扉の枠、見切りに使用する無目枠、カウンター材などの仕上げ材も取り付けていきます。
リフォームでは、照明器具の配線出しやスイッチ・コンセントの穴あけは大工さんが行う事がほとんどです。
本来は電気設備の職人が穴あけに来るのですが、木工事を進み形ができると、位置が変わる事が度々あります。
その為、変更した位置がわからなくならないよう、壁を貼るついでに大工さんが穴あけを行います。
手洗いカウンターはメラミン製。
この後、カウンターから窓枠までは、メラミンパネルを施工します。
手洗い器が小さいので、水跳ねが予想されます。
回りを耐水性の高い物で仕上げれば、メンテナンスがしやすく、耐久性も向上します。
東京都杉並区のトイレ拡幅、手洗い場リフォームの現場紹介4。
最後の工程は、壁紙等の内装仕上げ、照明や便器の設備機器取付です。
■内装仕上げ
設備機器を取り付ける前に、クロス張り、床のクッションフロア施工を行います。
狭いのですぐ終わるように見えますが、逆に時間がかかります。
細かいところが多く、間物を張れるところが無く、すべてが役物での施工となります。
これは木工事に関しても一緒で、広い壁に間物の石膏ボードを貼っていくのと、細かい加工をしながら貼るのとでは、全く手間が異なります。
■設備・電気設備取り付け
設備機器の取付は半日程度で終わります。
トイレ・手洗い器・アクセサリー関係は水道設備の職人、照明・コンセント・スイッチ関係は電気設備の職人が取り付けます。
図面などで仕上がりをシュミレーションしていますが、どうなるかは実際の完成を見ないとわかりません。
今回はイメージにかなり近い仕上がりになりました。
最後に清掃をして引き渡しです。
このくらいの小規模なリフォームの場合、ハウスクリーニングは入れずに現場監督や担当者が清掃を行います。
約1週間のトイレリフォームが終了です。
杉並区、中野区、新宿区、渋谷区、世田谷区、練馬区、武蔵野市、三鷹市、その他東京都近郊(お気軽にご相談ください)