大きく異なるのは、作業分担、工程、構造などが異なります

一般的な木造住宅(一戸建て)の場合、大工さんが中心となり現場を管理し、進めていくことが多いです。ですが、マンションリフォームでは、基本的に現場監督が中心となり、現場を進めていきます。
異なる作業分担
一戸建て | マンション | |
---|---|---|
荷上げ | 無し | 荷上げ屋 |
共用部養生 | 無し | 軽作業員 |
墨出し | 大工 | 現場監督 |
間仕切り造作 | 大工 | 軽天屋 |
ボード施工 | 大工 | ボード屋 |
床工事 | 大工 | フローリング屋 |
防災設備工事 | 無し(又は軽作業員) | 防災設備屋 |
上表を見てわかるように、一戸建てでは大工が担当している作業のほとんどを、別の業者が行います。また、一戸建てには必要のない作業も含まれており、一戸建てよりもコストがかかってしまうように見えます。
これらのコストのバランスを取るため、マンションの内装工事では、作業分担が細かく分かれています。基本的に、軽天、ボード、フローリングなどは、㎡単価が大工よりも安いため、コストのバランスを取ることが可能です。ですが、現場管理ができないと、作業分担が難しくなるため、結果的に大工にまとめて発注する業者が多いと感じます。そのことが予算を圧迫し、職人叩きや手抜き工事の一因となっているのも事実です。
リフォームに限ってですが、これらの作業をまとめて受けることができる「リフォーム大工」というリフォーム専門の大工がいます。プランインフィニット代表の やまだ もその一人ですが、間仕切りや木部造作などの単価を抑えて工事ができるので、リフォームにおいては、リフォーム大工を使う事が主流になっていると感じます。
異なる工程
マンションと一戸建ての工程で大きく異なるのは、間仕切り造作時に電気や水道工事が入るタイミングです。
一戸建てリフォームの場合、大工が作業をしている合間に、電気や水道の工事を行いますが、マンションリフォームでは、電気や水道工事が入るタイミングで、大工が現場を空ける必要があります。これには、内装構造や作業スペース、現場管理者の違いなどの理由があり、マンションリフォームで、一戸建てのように同じタイミングで作業に入ると、効率が非常に悪くなります。
これが、後々予算を圧迫する一因となります。
異なる構造
一戸建ては、ほとんどが木造ですが、マンションは鉄骨造やRC造です。鉄骨造やRC造に適した内装構造は、軽天と呼ばれているLGS、又はLVLでの構造となります。木軸よりも作業効率が良く、材の狂いが少ないのが特徴です。床に関しても、置き床または、直床となります。
特に置床の場合、防音効果を確保しなければならないのですが、作業を行う人によっては、システムネダという防音用のキワ根太を使用せずに、床を作ってしまう事もあります。その場合、防音性能が落ち、リフォーム後にクレームになってしまう事もあるため、現場管理がしっかりとできなければなりません。
この他にも、様々な違いがありますが、基本的にマンションリフォームにおいては、現場管理を完全に独立して機能させるか、現場管理も担えるリフォーム大工を採用するといった選択がベストです。
プランインフィニットでは、代表の やまだ が、現場管理とリフォーム大工を担当するため、安心して工事をお任せいただけます。