マンションリフォーム・DIYサポートのプランインフィニット

照明計画により、高齢者でも過ごしやすい空間を作る事です。実は照明のバリアフリー化はとても重要です。

■加齢による視覚の変化

年を重ねると身体機能が徐々に低下していきます。視覚もその一つです。視覚が低下することにより、段差がわかりづらく、つまずきの原因となる事や、不快グレアにより、部屋にいづらくなることもあります。照明のデザインとなると、店舗や公共施設と思ってしまう方が多いのですが、一般住宅における照明計画が実は重要で、見た目の印象は気持にも作用します。

●明暗に対する順応

暗い所から明るい所、明るい所から暗い所へ移動すると、一瞬視力が奪われ見えなくなる事があります。人は明るい所から暗い所へ移動したときの暗順応の方が時間がかかります。若い人は約10〜30秒ほどで見えるようになりますが、高齢者はこの暗順応に1〜2分ほどかかると言われています。

●色の見え方

加齢と共に短い周波数(青や緑)の色が認識しにくくなり、灰色っぽく見えるようになってきます。その為、「グレー地に青い文字やマーク」といった物が認識しにくくなります。

●明るさに対する感覚

全体の明るさは若い人よりも暗く見えるようになり、照明の光源など輝度の高い物はよりまぶしく見えるようになります。

 

■照明のバリアフリーリフォーム

●まぶしさ(不快グレア)の軽減

ランプが直接目に入らない間接照明の採用や、艶のある内装床材を使用した場合においての照明レイアウト(反射光が目に入りにくいレイアウト)が必要です。

●壁面照度の確保

壁面の明るさは空間の明るさを印象付けるポイントです。壁面の明るさを確保し、明るく見える空間を演出するようにします。

●明るさの均一化

廊下やトイレなどにセンサー付の器具を選定し、暗順応の低下によるつまずきなどを防止します。また、夜中のトイレ等のためにフットライトを設置するのも有効です。

●作業面の照度、輝度

作業面は通常よりも明るくし、まぶしすぎないように注意します。例えば、本を読む時、本に直接照明するのではなく、反射光や光を拡散するシェードを利用し間接的に照明するようにします。

●光色、内装色

光の色や内装の仕上げの色にも注意するようにします。外部との境界部分は昼光色にするなどし、実際に生活する人が見て、認識しやすい色を選ぶようにします。

●陰影の活用

階段などは明るくフラットな照明よりも、わざと陰影をつけ、段差がわかり易くなるようにします。

●間接照明の多用

間接照明=建築家照明と思われがちですが、スタンドやブラケット灯も間接照明の一種です。間接照明を増やす事により、光源が直接目に入らず不快グレアを軽減する事ができます。

 

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