一般住宅では、新築・リフォームに限らず、予算等の理由でなかなかライティング(照明)にこだわった部屋をプランする事がありません。せいぜい、ありきたりな間接照明や棚下灯をプランする程度がほとんど。全体照明として、天井の真ん中にシーリングライトが必ず付きます。
予算の関係もそうですが、原因の一つとしてインテリアコーディネーターをはじめ、お客様も完成形をイメージする事が難しい、という事があるからだと思います。ライティングプランによっては、ありきたりな間取りやインテリアでも、落ち着く空間になったり、オシャレな空間になります。
ライティングや内装材の変更による見え方を、CGでシュミレーションしてみました。
■CGによるシュミレーション
内装材やライティングプランによって、どのように見え方が変わるか、CGでシュミレーションを行いました。
●内装材によるインテリアの見え方
濃い色の床材、明るい色の壁材での見え方です。シックで落ち着いたイメージです。
床材を明るい色に変えてみました。明るくさわやかなイメージになりました。
壁紙を少し濃いめの色に変えてみました。テクスチャが織物調で、アジアンな感じになりました。オシャレ感が出ていますが、全体的に少し暗めのイメージです。
●ライティングによる見え方
アジアン調の内装のまま、ライティングを変えてみました。壁際にダウンライトを配置し、リビングテーブルの上にはシーリングライトではなく、ペンダントライトを配置しています。
【照明設定】
ダウンライト:60W相当x7台
ペンダントライト:100W相当x1台
昼間の印象です。外からの光もある為、印象的にはシーリングライトとあまり変わりません。
シーリングライトで夜にした設定です。全体的に光が広がるので、明るさは十分です。
ライティングを変えると、明るい所と暗い所のコントラストができ、少しオシャレ感がでました。
壁紙を白い壁紙に変更しました。全体的に明るい印象です。照明の設定は変えていません。
同じインテリアアイテムでも、内装材やライティングによって、だいぶ見え方に差がつきます。また、全体の明るさの印象は、壁の明るさで左右される事が今回のシュミレーションからわかります。
リフォームの際は、ぜひライティングプランも含めてご検討されてはいかがでしょうか。照明のプラン一つで落ちつた空間やオシャレな空間をコーディネートする事ができます。
杉並区、中野区、新宿区、渋谷区、世田谷区、練馬区、武蔵野市、三鷹市、その他東京都近郊(お気軽にご相談ください)