店舗リフォーム(杉並区)
杉並区の店舗リフォーム2日目です。
この日はメイン看板と欄間裏の照明スペースの加工です。造作したままになっていた照明スペースに、艶消しの白色塗料を塗り、照明の位置を若干変更しました。
間接照明のテクニック
建築化照明をはじめ、今回のような照明器具を隠し光だけを見せる間接照明手法の場合、照明を仕込むスペースは造作したままにする事がほとんどです。
しかし、これではせっかく仕込んだ照明の光が十分に拡散されず、照度が下がってしまったり光にムラができてしまったりします。
画像は、看板の照明スペースです。このように、造作したままの内部を艶消しの白で塗装します。壁を白くすると、壁の反射光が増え、同じ明るさ、同じ数量の照明器具でも、塗装前より明るくなります。
また、壁の色を変える事により、反射光の色味を変える事も可能です。
見えない所のひと手間で、全体の印象が変わる事もあります。
見えないからと言って手を抜かれてしまったり、そもそもこういった知識がなかったり、意外と見落とされがちな部分なので、間接照明を採用する時は、照明を仕込む所の仕上げをしっかり確認しましょう。
欄間裏の照明
欄間の裏も造作したままの状態でした。照明器具も置いてあるだけで欄間の中心に来ておらず、欄間を通して見る光もまばらでした。せっかくの欄間が台無しです。
看板の照明スペースと同じように内側を艶消しの白で塗装し、照明器具も欄間の中心に固定。まばらだった光も均一になり、綺麗に欄間が光るようになりました。
▼▼▼