前回に引き続き、付けて良かった住宅設備ランキング。今回から、ランキング順位ごとにコメントしていきたいと思います。今までにリフォームをしたお客様の意見などを踏まえ、プランインフィニットなりに考えてみました。→ランキングを見る

■オール電化のメリット・デメリット

オール電化にすることで、何が良くなるのでしょうか。一般的に次のようなメリットがあります。

●エネルギー源を電気だけにすることで、全体の光熱費が安くなる事が多い。

●火を使わないので、安全性が高い。

●CO2を減らす事ができるので、エコにつながる。

●災害時など、ライフラインの中でも電気の復旧が一番早い。また、貯湯式のエコキュートを使用する為、水道が止まってもしばらく水を使用できる。

●導入時に、自治体から補助金を受ける事ができる。

などが挙げられます。

では、オール電化のデメリットにはどんな事が挙げられるのでしょうか。

●暖房器具は、ガスや灯油の方が良く効く。

●リフォーム時は、エコキュートの設置位置や電気容量に制限があるため、マンションや狭小住宅には導入しづらい。

●貯湯式のエコキュートを使用する為、湯切れやお湯の圧力低下が起こる可能性がある。

などが挙げられます。

■戸建・マンションのランキングの違い

全体で1位の「オール電化」も、対象をマンションだけに絞った場合、ランキングは8位。戸建の場合はリフォームでもオール電化を導入する事ができる反面、電気容量の制限やエコキュートの設置スペースが取れないマンションでは、導入例が少ない事からこういったランキングになったと考えられます。現在は、新築でオール電化が標準のマンションが増えている事もあり、10位以内にランクインしているのでしょう。

■光熱費シュミレーション

実際にオール電化にすると、どのくらい光熱費が変わるのか。誰もが気になる所だと思います。WEBサイトで光熱費シュミレーションを行っているメーカーもありますので、導入前にシュミレーションを行い、自分の生活スタイルに合うかどうかをチェックすると良いでしょう。→Panasonic光熱費シュミレーション

■太陽光発電

オール電化と一緒に取り入れたいのが、太陽光発電です。ランキングも全体で15位、戸建に絞った場合は9位と高順位。実際に日当たりの良い所では、毎月電気を売れる事もあるようです。電気代がタダな上、プラスで入ってくれば言う事なし！ただ、東京都内の住宅密集地では売電までには至らない事も少なくないようです。また、初期費用も高額で自治体の補助金もすぐに締め切られてしまう為、現時点では、興味があってもなかなか導入に至らないケースが多いと言えます。

次回は2位の「浴室暖房乾燥機」です。浴室暖房乾燥機は、ユニットバスのオプションから後付けタイプ、換気扇が一体となっている物など様々。メリット・デメリットを含めてご紹介します。→ランキングを見る

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