中野区にある賃貸アパートの内装リフォーム事例です。前の借主様がかなり長く住まわれていたため、内装の傷みが多く、フルリフォームに近い内容となりました。間取りは、昔ながらの2DK。居室は和室ですが、バス・トイレ別、収納も十分な快適な間取り。南西角部屋なので、1階ですがかなり明るいです。
施工前の状態は、内装がかなり傷んでいました。以前の借主さんが長く住まわれていたようで、メンテンナンスもほとんど行われていない状態です。畳下の板は所々抜けているところがあり、シロアリに喰われた痕もありました。
建物は鉄骨造なので、躯体への影響は少ないですが、内装は建具周りが歪んで閉まらなかったり、根太の腐りで床が抜けそうだったりと、根本から修正を施す必要がありました。
今回の工事では、床を剥がしたタイミングで、防蟻処理の業者を入れていただき、内装を補修しています。
まずは、畳下の板材の交換です。補修をした痕がありましたが、補修のベニヤが層で剥がれてしまっている状態だったので、全ての板を貼り替えています。所々腐っている根太も新しく交換。本来ならば、防湿シートを敷いて調湿材を撒いた方が良いのですが、ご予算の事もあり今回は防蟻処理のみで済ませています。
床を補修するついでに、建具の歪みも修正。床が傷んでいることで、敷居が傾いてしまい、扉がきちんと閉まらない状態だったので、床の補強と一緒に敷居の高さも調整しました。
壁は塗装で仕上げてあったので、上塗りで塗り替えています。早い段階で、欠けた部分や凸凹をパテで補修しておきます。
押入も床板を交換。既存よりも厚い板に貼り替えています。
トイレは、湿気で壁が崩れてしまう状態だったので、脆くなった部分をすべて貼り替えています。床も同様に、根太が抜け落ちている部分があり、補強と床板の貼替を行っています。また、元々の換気口がダクトとつながっておらず、きちんと外部へ換気されていなかったので、接続し直して新しい換気口を取り付けています。トイレのドアは、既存のドアを補修して再利用しています。
浴室は、バランス釜でした。若い人の中には使い方を知らない人もいるくらい、今はほとんど使われていないタイプの給湯器です。交換時期も過ぎているバランス釜だったので、外部壁掛けタイプの給湯器へ交換しました。バランス釜の排気スペースが、PS状になっていたので、良い感じでそこへ納まりました。
バランス釜を撤去した分、スペースができたので、一回り大きい浴槽へ交換。内装は塗装を上塗りで塗り替えています。
浴室のドアは、新しい折戸に交換しています。
キッチンもかなり傷んでおり、油汚れなどもひどかったので、壁も新しく立てています。不要なガス配管は撤去し、新たにキッチンパネルで仕上げました。キッチン本体は、マイセットのブロックキッチンで、床はレトロ感のある柄で雰囲気を出しています。
工事期間 | 約1か月 |
主な工事内容 | キッチン改修、クッションフロア貼替、壁面塗装、畳張替え、襖交換、押入床板補強、根太組替、トイレ内装、便座交換、浴槽交換、給湯器交換、浴室内装、換気扇交換、ハウスクリーニング等 |
主な使用建材 | TOTO、マイセット、リンナイ、サンゲツ等 |
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