杉並区高円寺の雑貨屋『PKP』様の施工事例です。

JR高円寺駅南口から徒歩2分、10坪弱の広さの可愛い韓国雑貨のお店です。小さなお店ですが、日本では、ここでしか買えないアーティスト作品なども販売しています。お店の商品は、公式WEBサイトからもご購入頂けます。

今回の案件は、お客様手配のデザイナー様が内装設計を行っています。デザイナー様にもよりますが、この物件ではプランインフィニットからも、施工面からのアドバイスをさせていただいております。主に床仕上げのアドバイス、持込家具リメイクのアドバイス、ライティングレールの配置などをアドバイスさせていただきました。

多くのデザイナー様は、施工費や管理コスト、材料費の細かい点までは把握しきれないので、プランインフィニットでは極力デザインを崩さないよう、コストを抑える方法のアドバイスや設計修正などを承っております。

プランインフィニットが担当した内装工事は、ライティングレールの設置、ディスプレイ用の棚の設置、塗装工事、クロス工事、家具のリメイク、看板製作です。

ライティングレールは、既存照明の電源を移設し、2系統で配線しています。

棚板は壁に埋め込み、ブラケットの数が少なく済むように施工しています。棚板の裏に下地を取り付け、そこへ壁を貼ることで、棚にかかる荷重を面で支えられるようになります。このように施工すると、棚板のたわみの防止やブラケットの数を減らすことができます。プラケットレスにするには、棚板の奥行きや厚みに応じて、埋込寸法を深くすることで、プラケットレスで取り付けることができます。

塗装工事は、天井と床面の塗装です。既存がジプトーンの天井は、総パテを行い、エアコンや換気扇パネルも同色で塗装しました。床面は既存のクッションフロアを剥がし、ウレタンクリアで塗装しています。剥がし放しのままでは、接着剤のべた付きが残っていたり、剥がした痕が汚らしく見えたりしますが、クリア塗装をすることで、全体が水拭きをしたような感じになり、良い感じの古さを演出できるエイジング仕上げになります。

壁面は、全体をクロスで仕上げています。入口を入った正面はアクセントクロスで施工。仕上がった後で、カッティングシートによる壁面アートを施すとのことでした。今回のような柄のない単色のクロスは、仕上がりに下地の影響が出やすいため、念入りにパテ処理を行います。塗装もクロスも下地処理が重要になります。

家具のリメイクでは、かなり傷んでしまった天板を綺麗に補修するといった内容です。天板はフラッシュ構造だったので、一旦上面の板を剥がし、新たに下地となるの板材とポリの化粧板を貼り付けました。小口面はアルミのフラットバーで囲い、仕上げています。新品同様にせずに、使用できる最低限の補修としています。

看板は、複合板にお店のロゴをプリントしたシンプルな物。テナントのオーナー様が、落書き防止に掲示している注意書き看板の上に重ねるように設置しました。テナントオーナー様のご希望で、注意書きは残してほしいとのことでしたので、スライド式で脱着ができるように設置しています。脱着式にすることで、営業中はお店の看板、閉店後は注意書き看板になる仕様となりました。