ご自宅の和室をパンやシュトーレン製造の厨房へリフォームしました。ご自宅の空き部屋をリフォームしたので、無機質な業務用機器ではなく、造作キッチンを採用。内装材や照明も少しオシャレなものを使用しました。
厨房化する部屋の候補は、使用していない和室です。
厨房化するにあたりネックになるのが、水道の配管です。今回、既存の水回りが離れており、一見不利な状況に見えました。一戸建てで床下の状況が確認できたので、見積り時に拝見したところ、和室の下に配管が通っており、かなり良い条件でした。水回りの配管経路で、かなりコストが変わるので、とても重要なポイントです。
既存が和室なので、保健所のガイドラインに沿った仕様にするには、シンク等の設備の増設の他、畳や襖、障子といった和風の内装のリフォームが必須になります。
和室を厨房に
いかにも厨房といった雰囲気にならないよう、造作キッチンを採用しています。ワークトップはアイカ工業のメラミンカウンター、シンクはシゲル工業のオーバーカウンターシンクを使用しました。部材の一部は、お客様からの支給品を使用しています。
現場加工とはいえ、オーダーキッチンなので、コストがかかりすぎないよう、シンプルな設計にしました。
フルオーダーの造作キッチン
元々、約1間ほどあったリビングとの間にある襖。キッチンを据え付ける関係もあり、襖を撤去して間仕切りにしました。リビング側の補修も考慮し、枠を残したままリフォームしています。閉塞感が出ないよう、採光部のある建具とそれに合わせた縦長のFIX窓を設置しています。
バックスプラッシュにあたる部分には、キッチンパネルを貼り、水かかりに強くしています。
内装の仕上げは、汚れに強い壁紙ならばOKとのことで、ウレタンコートの壁紙を採用。メーカーのCMで、壁の落書きを消しているシーンがあるように、掃除のしやすい壁紙です。
床は汚れや水気に強いフロアタイルを採用。畳下収納がありましたが、撤去した畳分の高さを調整して、そのまま使えるようにしています。
白を基調とした、清潔感のある仕上がりになりました。
主な工事内容 | 造作キッチン(設計~設置)、クロス工事、フロアタイル工事、間仕切り工事、障子枠補修など |
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DIYサポート | 施主支給サポート |
パン・シュトーレン工房8×8(はちかけるはち)様
所在地:東京都調布市(詳細は非公開)
杉並区、中野区、新宿区、渋谷区、世田谷区、練馬区、武蔵野市、三鷹市、その他東京都近郊(お気軽にご相談ください)