マンションリフォーム・DIYサポートのプランインフィニット

東京都杉並区

戸建て住宅リノベーション

事例 戸建杉並区

いまだに古い家が立ち並ぶ、東京都杉並区の住宅街。築60年超の戸建て住宅の事例です。古民家に近い物件で、屋根と柱を残した、フルスケルトンでのリノベーションです。

改修前の間取りは、2DK+Sで、延床面積が約40㎡。間仕切りの位置は、ほとんど変更していませんが、1LDK+Sの間取りにしました。内装は土壁、外壁は板貼りという、お手本のような日本家屋です。
築古住宅ならではの丸太の梁を見せたり、間接照明の採用、内装窓など、プラスアルファのデザイン要素を取り入れたリフォームとなりました。

 

解体~外部工事

まずは解体工事。屋根は葺き替えを行ったばかりなので、そのまま残し、後は柱を残して全て撤去しました。
リフォーム時の解体は、そのほとんどが手作業になります。その為、2名作業でも約1週間と、時間がかかります。

解体工事が終わったら、躯体の補修、補強を行います。
今回は、予算の関係もあり、耐震補強とまではいきませんが、簡易ソフトで計算した壁倍率に従って、筋交いなどを追加します。シロアリで傷んでしまった柱や土台も交換し、補強します。防蟻剤を吹き付けて、躯体の補修は完了です。

躯体の補修が完了し、サッシと外壁の施工に移ります。
元々は木製窓で、防水性や気密性、耐久性が低かったので、アルミサッシへ交換。位置や大きさは、躯体の補強箇所に合わせて変更しています。サッシの取付が完了したら、防水シートの貼り付け、外壁下地用の胴縁の取付をします。
外壁は、耐久性とコストを考慮し、金属サイディングにしています。瓦屋根に合わせて、和風なデザインを選定しました。色もツートンにして、和の雰囲気を残しています。

外壁と並行して、電気や水道の作業も行います。
電気は単相2線式から単相3線式に変更し、十分な電気容量を確保できるようにします。電柱からの引き込み線とジョイントする部分からメーター設置部、メーター設置部から分電盤設置部まで、幹線を配線しておきます。分電盤からは、コンセントや照明などの各電気機器まで、配線をしておきます。
水道は13Aから20Aに変更、こちらも十分な流量を確保できるようにします。引き込みの配管は十分な口径だったので、今回はメーターから宅内の配管を全て交換します。現在主流となっている配管材は、架橋ポリエチレン管で、施工性に優れています。こちらも各水道設備機器を設置するところまで配管しておきます。
広い家ではないので、そこまでの容量は必要ありませんが、2人~3人の家族で住むことを仮定すると、最低限、電気は40A、水道は20Aの口径が必要になります。
排水管は土管だったため、全て塩ビ製の配管材に交換しています。

 

内部造作工事

内部の作業は、各部屋の根太組、階段の入れ替えを行います。1階の床にはスタイロフォームという板状の断熱材を、根太と根太の間に敷設していきます。また、1階の床下には、防水フィルムと調湿材を敷設、土台となる木材の経年による傷みを軽減させます。床にベニヤ板を貼ったら、外周部の壁面への断熱材充填、天井の野縁組み、断熱材充填を行います。外周と天井はグラスウールという綿状の断熱材を使用します。
階段は、1間しかなかったスペースを1.5間に変更。既存よりも緩やかな階段にしています。

床ができて足元が落ち着いたら、建具の取付、ボードの施工へと移ります。各部屋の建具、内装窓、サッシの窓枠などを設置し、天井と壁に石膏ボードを貼っていきます。
同時に玄関框や造作棚などの造作工事、ユニットバスの設置、電気配線の取り出しなども進めていきます。

 

内装仕上げ工事

内部の造作工事が終わったら、フローリングや壁紙などの仕上げ工事を行います。

フローリングは、比較的コストの安いグレードを選定。壁紙は、量産タイプをメインに、部分的に調湿効果や消臭効果のある機能性クロスを使用しています。トイレや洗面所の水回りは、クッションフロアにしました。

内装の仕上げが完了したら、キッチンの設置や照明の設置などを行い完了です。

築60年超とは思えない、新築のような仕上がりになりました。

 

BEFORE


施工情報
工事期間 3ヶ月
主な設備・建材メーカー TOTO、パナソニック、オーデリック、トステム、三菱電機、ダイキン
主な工事内容
(延床面積:約40㎡)
スケルトン解体、躯体補強、電気設備、水道設備、外壁、内装

 

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