高円寺の駅前商店街から少し入ったところにあるテナント。ほぼスケルトンの状態からのリフォームです。
スケルトンとはいえ、天井や壁は、内装材を剥がしただけの状態です。このままでは、新たに仕上げ作業をすることができない為、下地を整える工事が必要になります。
仕上げ工事は、お客様が自らDIYで塗装。壁は建物の基礎部分を残して石膏ボードを貼り、パテ処理が目地だけで済むようにしています。
小規模な店舗で、間仕切りを作らずにオープンキッチンとしたので、下地施工のコストはそれほどかかりませんでした。
厨房とホールの仕切りは、お客様が自らオーダーしたカウンター。鉄骨のベースに板を貼り付けた、ちょっとオシャレなカウンターです。
店内の什器やストレージも、DIYで製作したり、お客様がオーダーした物で、これだけでもかなりのコストダウンにつながります。
お店の顔となるファサードは、モルタルで下地を作り、DIY塗装で仕上げています。
入口の扉は、お客様支給の扉を使用。枠材を集成材で造作し、取り付けています。店舗の扉は、基本的にラッチ加工が無いので、現場加工が少なく済み、住宅の扉よりも施工コストを抑えることが可能です。
御支給の扉も、オーダーとはいえ、既製サイズでの製作なので、セミオーダー扱いで通常よりも安く手に入ったようです。
外壁の店名は、ステンシルを利用して塗装で描いています。こちらもDIYによる作業です。
お問い合わせ時には、電気工事は含まれていませんでしたが、既存の電気が「単2、30A」と、お店を営業するには容量が少なすぎました。
プランインフィニットで、電気容量の増設を提案。ついでにエアコン電源や換気扇、照明の電源移設、厨房内コンセントなども、必要最低限の範囲で行いました。
水道設備は、2槽シンク、手洗い、業務用冷蔵庫の排水、瞬間湯沸かし器の配管を行い、保健所の営業許可が取れるように整えました。
当初は電気温水器も検討しましたが、ガス配管が調度良い場所にあったため、湯切れの心配がない、かつコストの安い瞬間湯沸かし器にしました。
リフォーム後の店内は、インダスリアル系の無機質でオシャレな感じに仕上がっています。
テーブルや什器、照明器具、カウンターに設えた腰壁などの木の質感が、良いアクセントになっています。
床は、既存をそのままの状態にし、クリア塗装でコーティング。古い間仕切りの痕や床材を剥がした痕などが残っていて、新しく打設したコンクリートの仕上げよりも、オシャレに見えます。新規のコンクリートでは出せない質感なので、リフォームならではの仕上げ方法です。
主な工事内容 | ファサード、塗装下地(石膏ボード)、水道設備、電気設備、電気容量増設、塗装工事(DIY)、什器造作(DIY) |
DIYサポート | 御支給品アドバイス |
CITY(シティ) 様
"HAND DRIP COFFEE"にこだわったカフェ「CITY」様。
内装の大半はお客様のDIYにるもので、プランインフィニットがお店つくりのお手伝いをさせていただきました。
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