和室の畳をフローリングにリフォーム
賃貸マンションの和室の畳を、フローリングへリフォームしました。賃貸物件なので、出来るだけコストをかけずに作業しています。
根太組は、まず外周から取り付け、その後で中の根太を組んでいきます。
古いマンションなので、畳寄せや敷居などのレベルが悪くなっています。
レーザーでレベルを確認し、既存部分で下がりすぎている所は、予め許容範囲内まで調整しておきます。
新たに組んだ根太も、±1mmの範囲で微調整することで、既存との取り合いがあからさまに悪くなるのを防ぎます。
既存の床を解体して新たに床を造っても、作業費的にはさほど変わらないのですが、解体で出た廃材や材料費の差額が余計にかかってしまうため、全体の工事費は若干上がってしまいます。
その為、コストをかけずにリフォームする場合、既存床の上に新たな床を造るといったパターンが多くなります。
根太組ができたら、フローリングを貼るための下地ベニヤを貼っていきます。
フローリングの種類には、捨て貼りを省略できる「根太組工法用フローリング」というものがあります。
一見、根太組工法用を使用した方が、捨て貼りが無い分コストダウンになりそうですが、捨て貼りはそれほど手間がかからないので、「捨て貼り+安価なフローリング」の方がコスト的に安く済むことが多いです。
まれに、捨て貼り工法用のフローリングを、根太組工法で使用してしまう人がいるので、要注意です。
捨て貼りができたら、仕上げのフローリングを貼っていきます。
フローリングを貼る前に、基準墨と貼り出し墨を出します。
基準墨は、部屋の奥と手前の中心を結んだ線と、それに直角な線になります。
貼り出し墨は、基準墨から追い出し、見えがかりとサネの2本出しておきます。
見えがかりの墨に合わせ、貼り出しのフローリングをカットします。
既存部分への突付で納めるため、より正確にカットします。
貼り出しが決まれば、最後の貼り終いまでは、比較的簡単な作業になります。
最後の2列になった時点で、貼り終いのフローリングをカットしておきます。
2列分を貼って完了です。
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