トイレのリフォームで、お客様御支給の輸入クロスを使用しました。
輸入クロスは国産のビニールクロスと違い、質感が紙に近かったり、リピートの寸法記載がわかりづらかったりします。また、クロスの一反の幅も異なり、数量の拾い出しには注意が必要です。

今回御支給いただいたクロスは、表面がツルっとしている割に厚みがあり、下地が目立ちにくい商品でした。質感は厚紙のような感じなので、張りづらさは無いのですが、畳ジワや折れジワが付きやすかったので、少し慎重に張り付け作業を行いました。リピート表記が無くステップリピートだったため、危うく裁断寸法を間違えるところでした。

張り終えると、ジョイント部分も目立ちにくく、素敵な仕上がりになりました。

 

トイレはTOTOのネオレスト、手洗いユニット付を採用。

通常は、マンションでのタンクレストイレ採用は、あまりオススメしておりません。
マンションでは、ほとんどがポンプ圧送の給水方式で、住戸内の水圧を制御する減圧弁というものがあります。まれにですが、その減圧弁の経年劣化や製品自体の不具合で、極端に水圧が下がることがあります。減圧弁は、基本的に共用部の部品となるため、修理や交換は管理組合で行う事がほとんどです。不具合が出ても、すぐに直せればいいのですが、実際には、「現象の確認　→　管理組合で検討　→　見積り依頼　→　業者決定　→　工事」と、直るまでにかなりの時間がかかります。特に、「現象の確認」は、いくつかの住戸で同じような症状が出ないと、減圧弁の不具合が議題に上がらず、何か月も水圧が弱いままという事も珍しくありません。
そんな時、タンクレスだと、正常に洗浄ができない期間が長くなってしまいます。
今回は、そういったデメリットをご理解いただいての採用とさせていただきました。

白を基調にしたインテリアで、カウンターのダークブラウンや壁紙の柄、床材の黒いドットが程よいアクセントになっています。

 

プランインフィニットでは、ご支給壁紙の施工も可能です。国産品についてはお任せいただいた方が良いですが、輸入クロスを採用したい場合、お気に入りの柄を御支給いただいた方が良い場合があります。
壁紙の選定についてのご相談も承りますので、お気軽にお問い合わせください。