2011年3月11日、東北地方を襲った大地震。
追い打ちをかけるように発生した大津波。
歴史的な大災害は、人々にどのような教訓を与えたのでしょうか。
先日テレビで、この災害を語りながら地元のガイドをする人が紹介されていました。
当時を振り返りながら、時に涙を浮かべ語るその人が、海を見ながらこうつぶやきました。
「人が作ったものはこんなに変わってしまったのに、自然の姿は何も変わっていない。」
それ以上多くを語りませんでしたが、この一言はとても深い意味を持っていると感じました。
人によって解釈が違うであろうこの言葉、皆さんはどのように感じるでしょうか。
建築技術が格段に進化している日本。
古い住宅を見ると、うまく自然と共存する、そんな構造、造りになっています。
大手住宅メーカーや建設会社では、耐震や免震技術をさらに強化すべく開発が進められています。
ただ、それは自然への挑戦、抵抗のようにも感じます。
「人工のものは変わっても自然の姿は変わらない」
あなたは、この言葉に何を感じるでしょうか。